勉強の中身については塾にお任せ

2011.06.27

私は、小学校四年生・五年生に対しては「おうちでは勉強を教えなくていいですよ」と保護者に伝えている。しかし、宿題をしっかりやったか否かのチェックは親がする必要がある。つまり家庭で必ず行ってほしいのが「管理」の部分だ。勉強そのものは塾で教えられる。家庭で最も重要なのがこの「管理」なのだ。宿題を雑に流していないか、理解しているところとしていないところとの区別はついているかといったことは、ノートや提出物などできあがったものだけでなく、子どもが勉強に取り組む様子を見て褒めてあげ、注意すべきところは注意してあげることで「あと一息」の克服に近づく。難関中学合格者で案外多いのが、子ども部屋ではなく、リビングで勉強していた子どもたちだ。親が食後の食器洗いをしていたり、新聞や本を読んでいるその同じ空間で勉強することで、子どもが勉強に取り組んでいる様子を把握することができる。子どもも個室に閉じこもらず家族といることができる安心感の中で勉強を進めることもできる。一方塾側として最近増えていて困ってしまうことが多いのが、算数など方程式を使って解くようなことを親が教えてしまう例だ。とりわけ中学受験を経験したこともない父親などが中途半端な知識で解き方を教えようとすることで、子どもが理解しづらくなったり、間違った解き方を身につけてしまうような事例が増えている。算数で顕著だが、中学受験ならではの問題というものが多いことを理解しておいていただければと思う。難関になるほど中学受験ならではの問題が出されることが多く、例えば「開成入試・算数」などは東大生でもなかなか解くのが難しいとさえ言われているほどだ。「餅は餅屋」で、勉強の中身については塾にお任せいただければと思う。

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