アメリカのマーケティングに関しては、私も実体験として味わいました。主人の仕事の都合で、アメリカに2年ほど住んでいたころのことです。そのときに私は化粧品メーカーを辞めていたのですが、向こうでアメリカの美容事情などをレポートし、日本に送っていました。ある日、カラーコーディネーターの方に会うために、サンフランシスコに行ったときのこと。そこで驚いたのは、壁一面に並んだカラーサンプルを梯子を使って取ってくるというスケールの大きさでした。日本には萌黄色、浅黄色などという情緒的な色がありますが、「アメリカにもこんなに豊かな色彩があるのか」と感心したものです。思えば、レーガン元大統領にスタイリストがついていたのは有名な話で、「どこそこの州の住民はこの色が好き」というデータを細かくリサーチしていたようです。それに応じて遊説先ごとに、着る洋服の色を変えていたのだとか。日本ではカラーコーディネーターという言葉すらなかった時代ですが、「いつか日本にもこういう人が現れるだろう」と確信したものです。こうして見ていくと、アメリカとフランスの化粧品事情というのは、顕著に違うことがわかります。
(推薦サイト)
エイジングケアベスト10
プロが教えるエイジングケアのワザ
将来役に立つ知識が満載!アンチエイジング市場の裏側