木質系廃棄物や廃材が原料

2011.09.16

木材を細かく砕いたチップを原料に、パーティクルボード(木片を接着剤で固めた板)を生産しています。3交代21時間体制で、生産量は月に5300〜6000枚。原料として、月に4800〜5500tの乾燥チップを使います。かつては、東南アジアなどの木を原料としていましたが、現在では原料はすべて解体チップ。家などを取り壊したときに出る木質系廃棄物や廃材が原料なのです。工場には、山のような原料のチップが積んであります。釘などの異物を取り除いたあと、ブレーカーという機械でチップをフレーク状にします。マカロニほどの大きさのチップを、長さ1m弱、幅2mほどのフレークと細かい木くずにし、乾燥してから、それぞれ接着剤を混ぜます。それを成形機に入れて、細かい木くず−フレーク−木くずと厚さ8cmほどのサンドイッチにして、ぎゅーっと熱を加えながらプレス機で圧縮します。そうして冷ました四方を切り落として形を整え、ザンダーという機械で表面をつるつるに仕上げて、パーティクルボードのできあがり。あとはユーザーの希望の大きさに小割して、マンションなどの壁材のほか、クローゼットや本棚など家具類の材料として使われます。小割の際の切れ端は、シュレッダーにかけてふたたび原料にするのですが、ここに割り箸用の小さなシュレッダーがありました。「いまは、20ほどの大学や市民グループなどから、日に160箱ほどの割り箸入り段ボール箱が届きます。カタログハウスさんからも来ますよ」と関係者さん。そうなのです、カタログハウスでも社員食堂で使った割り箸を集めて送っているのです。割り箸入りの段ボール箱がたまると、週に2日ほど、この簡易シュレッダーに投入し、チップぐらいの大きさに切ってから、原料に混ぜます。大学から届いた段ボール箱をのぞくと、きれいに割り箸が並んで入っていました。「最初は、ナイフやフォーク、残飯まで入っているなど、分別に問題がありましたが、そのつど細かくフィードバックをした結果、きちんと分別されるようになりました。いまではそのまま原料として投入できます」とのこと。割り箸の受け入れを考え始めたのは、98年4月。東京農工大学から大学のゼロミッション活動の一環として、割り箸の受け入れ依頼が来たのを受けて、大学生も入れて実現の可能性を検討しました。