コンクリートが空気中の二酸化炭素に触れることによって生じる中性化の深さは、一般に、経過時間の平方根に比例するとされるが、実際の建物では、コンクリートの品質、コンクリートの表面を覆う仕上げ材の透気性の違いによって大きく異なる。昭和三〇年代に分譲された古い中古マンションでも、コンクリート躯体の上に良質なモルタルが施されている場合には、三〇年以上経過してもコンクリート躯体はいっさい中性化していないことも珍しくない。一方、入居一五年で建物全体の平均中性化深さが二〇ミリを超える例もある。この場合、理論値からすると、入居開始後三〇年に平均中性化深さは三〇ミリまで進行することになる。中古マンション売却の詳細情報はオークラヤ住宅のサイトで詳しく説明されています。中性化深さが三〇ミリになると、随所で鉄筋が錆び、表層コンクリートが落下するだけではなく、建物の構造耐力は著しく低下する可能性も生じてくる。