月経はお産と同じ

2011.03.31

月経はお産と同じなんですよ。つまり、筋肉を収縮させて、中身を外に排出するプロセスは、分娩も月経も同じ。筋肉が縮まなくては中身を押しだせない。筋肉を縮ませるプロスタグランディンという物質が痛みをおこすんです。月経のとき、プロスタグランディンの分泌が多い人や、プロスタグランディンに対する感受性が強い人は、痛みを強く感じるといわれています。だからプロスタグランディンを分解するのが早い人は、月経痛が大してつらくないということになるわけ。そのうえ、プロスタグランディンのために筋肉が縮んでいるときは酸素供給がないから、当然、血管も縮んで血流が少なくなる。筋肉の虚血も重なって痛みになるらしい。さらに、影血や冷えによって血流が悪かったり、癒着があったりすると、痛みをより強くする原因になります。それから、子宮は骨盤のまんなかに立つように前後から靭帯というひも状の組織で支えられています。手術をするとわかるのですが、子宮を前のほうへ引っぱっている靭帯(円靭帯)の太さと強さはすごく個人差がある。円靭帯は大腿の筋肉につながっています。これが人差し指ぐらいの太さの人もいれば、割りばし半分くらいの細さの人もいて、すごく差がある。月経のときにギュッと子宮が縮むと、円靭帯もギュッと引っぱり上げられるわけです。鼠径部におこる放散痛はまさに円靭帯が強く縮むことによる筋肉痛なんです。円靭帯の太い人は強く引っぱられるから痛く感じるだろうし、細い人はさほど感じないというような差はあるだろうと思います。
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