売れる商品だけあればいい?これはウソ。売れる商品もあれば、それほど売れない商品もあっていい、というのが私の考え方です。私が以前勤めていた会社では、会議でこんな言葉が飛び交っていました。「売れるものだけ作っとけば、売り上げは取れるのですよ!こんな何でもない商品を作るくらいなら、こっちの売れる品番だけバシっと作っておけばよかったのに!」おおお、すごい勢いです。しかも話が過去形。「売れないスパイラル」入っていますね。また別のところでは、「売れる商品っていうのは、ぽっと置いてあるだけでも「語る」んだよな。なんかさ、商品が語ってないんだよね」あれ?商品は、しゃべらないですよ。実際、売れる商品、そんなには売れない商品、ありますよね。ちょっとここで、スーパーの品揃えを思い出してください。野菜があります、卵があります、乳製品があります、お米があります、乾物があります、お肉があります、魚があります、パンがあります……様々な役割の商品がありますね。ここで必ず売れるものは?ヒトに必要な栄養素、たんぱく質を摂るためのお肉、お魚。お料理でいえば、メインにあたる食材ですね。では、もしスーパー・が、お肉だらけ、お魚だらけだったら?売り上げアップするのでしょうか?おそらく、アップするどころか、ダウンも心配になります。だって、お肉にもお魚にも、付け合せの野菜や、ソースになる材料が必要だからです。お洋服だって同じ。コートだけ着るわけにはいきません。インナーも、ボトムも着なきや外に出られませんよね。売れる商品のことばかりに注目して、肉ばかり、魚ばかりの品揃えでは、今日の献立のアイデアが浮かびません。いくら質の良さそうなお肉を目にしても、おいしそうと想像できなければ、手が伸びません。どうですか?あなたのショップは肉・魚ばかりになっていませんか?その売り上げばかりに注目していると、コーディネートアイテムたちの売り上げはますます下がります。売れるからといって、売れる商品ばかりをまとめて置いてあったり、その他のコーディネートを助けてくれる商品たちが粗末に扱われていたりしませんか?肉ばかり、魚ばかりより、栄養バランスの良い品揃え・陳列をしましょう。